会議を制するエンジニア ~心理学論文をベースとした会話戦略で会議はコントロールできる~

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エンジニアだからこそ心理学が必要

エンジニアにとって心理学は最高の武器になる上に、使える人はいない希少価値の高い技術です。

心理学はコミュニケーションが発生するすべての場面で活用できる 汎用性の高い知識 で、 オンライン会議でもチャットでも1on1でも 複数の人がいれば必ず適応できるのが魅力です。 特に、スクラムフレームワークが導入されて以降、心理学はますます重要になりました。 心理学が使えれば、関わりのあるプロダクトと技術の表現力が上がり、上長や顧客との関係が改善され、結果的に評価も変わります。

心理学を使いこなし、会議をコントロールする最重要課題は「準備」

エンジニアにとって心理学が重要なのはお伝えした通りですが、 心理学を意識したコミュニケーションが取れるエンジニアはほぼいません。 理由は二つです。

  1. コミュニケーションを重要だと思っているエンジニアが少ない (もちろん「表現力を磨く時間があれば技術力を磨きたい」という考え方は素晴らしい姿勢だと思います。)
  2. 心理学の定理が多すぎて使いこなせない。

これらの課題をクリアするために重要な心構えが、会議をコントロール可能なタスクだと捉え、成功確率を上げる最善の準備を尽くすという考え方 です。 そして、全エンジニアにとって心理学の敷居を下げるために、本書は チートシート(draw.ioより作成) を導入しています。

まずは、上記のチートシートを持ちながら会議に参加することをお勧めします。 慣れてくれば「一貫性の法則」「バーナム効果」「希少価値」等の膨大な知識から、その場その場の最適解を選ぶことが出来るはずです。

会議戦略の「コード」を組み、心理学を複数同時駆動する

心理学を単発で使うという点では、上記のチートシートでも十分でしょう。 しかし、本当の意味で心理学を使いこなし成功確率を可能な限り上げるという意味では、 複数の知識を同時駆動して初めて「心理学の知識を使いこなす」 といえます。

そのためには「会議戦略」を入念に練らなければなりません。 draw.ioを利用し会議戦略のコードを組むことで、会議戦略が完成し心理学の同時複数駆動が可能になります。

心理学の知識を頭に入れ、コードの作成を怠ってはいけません。 会議中にはビジネスに集中しなければなりませんから、会議中にコードを作成する余力がないのです。 心理学の知識を複数同時駆動し、会議の成功率を上げるためにはdraw.ioを活用して事前に会議戦略を立てることが必要なのです。

本書は心理学の知識を使いやすい粒度のコンポーネントに分割した、draw.ioで使用可能なライブラリを提供します。

是非「心理学ライブラリ」を活用し「コード」を組むことで、これからの会議を完全支配してください。